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~'13年1月の記録~ このところ、「腸」について興味を持っていろいろな本を読んでいます。 どんだけ栄養に気をつけた食事をしていても、それでも自分に足りないと思われるサプリメントを摂っていても、腸が健康でなければそれらの栄養をきちんと吸収できないだろうし、 体内の不要物を一番多く体の外に排出してくれるのは便なわけだし、 「免疫力」に関する話になると、最近やたらと「腸内環境が大事」という話がセットになっているし。 ということで、腸のことをちゃんと知ろうと思った次第です。 まずは基本的なところをお勉強… ●有害物質が最終的に蓄積されるのは体の中でも「特に疲労で弱くなった場所」で、そうした感染などのおおもとの原因は例外なく「腸」に起因している。 ●消化・吸収のプロセスがきちんとおこなわれていないと、どんなに素晴らしい食物を食べていても全くプラスにならずに毒になることがある。 ●腸の内壁の粘膜は、有害物質・酸などの不要物を体外へ出す働きをする。それらのものを除去するために、傷つき古くなった粘膜は常にはがれて老廃物と一緒に排泄される。ところがバランスの悪い不健全な腸からは不要な粘膜もはがれないことがある。悪くなった粘膜は腸壁そのものにまとわりつく。 ●血液と腸の清らかさが同じくらいであることが理想的。腸が汚ければ血液が全身を汚してしまう。食べ物のカスとその他の老廃物がスムーズに排泄されないと、有害な物質がどんどんたまって本来の腸の働きができない状態になり、腸自体の運動で不要粘膜を除去できなくなる。 ●大人の腸内には約100種類、100兆個もの細菌がいる(重さにすると約1kg!!)。「善玉菌」は便の一部を消化することで貴重な栄養素を合成する(特にビタミンKおよびビタミンB複合体の一部)。そして残りのタンパク質も細菌によって分解され、さらに単純な物質になる。腸内細菌の中で善玉菌の果たす役割は非常に大きい。浄化された清潔な腸はお花畑のようでフローラ(細菌叢)と呼ばれている。 『汚れた腸が病気をつくる~腸をクリーンにする究極的方法~/バーナード・ジェンセン』より ●腸には自然免疫の働きを補佐する多数の免疫細胞が集結している。腸の健康状態を高めることは、単に栄養の吸収力だけでなく、免疫細胞の働きを助けることにもつながる。 ●「出す」ことに関しては泌尿器器官や皮膚などもそれぞれ役割を担っているが、最も体内の毒素が排出されやすいのが腸→便というルート。体内の毒素の75%が便を通じて排出される。(汗はわずか3%。) 『免疫力を高める生き方/新谷弘美』より ●最も血液を使う臓器は消化器で30%(2位は腎臓で20%、3位が脳と骨格筋で15%ずつ、心臓そのものは5%)。これは、消化排泄、排尿という行為がどれほど生きていくうえで大切なことなのか、逆に、生体にとってどれほど負担が大きく難し仕事なのかということを物語っている。そして、臓器の中で最も早く老いるのも、腸と腎臓でもある。 ●食べ物に付着しているばい菌のように、体にとっての「外敵」を攻撃排除するために、腸には「免疫系」が発達してきた。リンパ球が作る、外敵を排除するための武器の一つである「免疫グロブリン」の半数は腸管で産生されている。 『腸!いい話~病気にならない腸の鍛え方~/伊藤裕』より ●小腸の5分の3を占める回腸には、腸の最大の免疫組織である「パイエル板」があり、これは腸の免疫組織の中枢といえる。その最も外側にある特殊化した細胞である「M細胞」などの働きで病原菌が退治されている。これらの免疫組織を活性化しているのが腸内細菌。 ●腸内細菌の働き…①病原菌を排除する②消化を助ける③幸せ物質の前駆体を脳に送る④免疫力をつける ●脳の「幸せ物質」であり、自律神経コントロールの働きもある「セロトニン」は、食物の中に含まれるトリプトファンというたんぱく質から合成されるが、食物でそれを摂ってもたくさんの腸内細菌がいないとセロトニンが脳内に増えないことが最近の研究で明らかになっている。 ●セロトニンやドーパミンは、葉酸やビタミンB6等のビタミン類がないと合成出来ない。そしてこれらのビタミン類は腸内細菌が作っている。そればかりか、腸内で合成されたセロトニンやドーパミンの前駆体は腸内細菌がいないと脳に送れない。 『腸内革命~腸は、第二の脳である~/藤田紘一郎』より ふむふむ、 何故、腸が「免疫」にとっての大事な要なのか、分かってきました。 そして、腸の健康には「腸内細菌」が重要、と。 では、 腸内細菌についての基礎知識を。 腸内細菌には、「善玉菌」と「悪玉菌」、「日和見菌」という3種類の菌がある。 生後~離乳期までは善玉菌のビフィズス菌が90%。離乳期を過ぎるとビフィズス菌は20%程度に減って悪玉菌が増え、おとなの菌叢(きんそう:細菌の構成比率)になり安定する。その後、歳をとるにつれて善玉菌が減り、悪玉菌が増え始める。 【善玉菌】 ●善玉菌は、糖分や食物繊維を発酵させてエネルギーを得て生きている。乳酸を作り出す菌(乳酸捍菌、ビフィズス菌などのいわゆる乳酸菌)や、酪酸や酢酸を作り出すコプロコッカス、ルミノコッカスなどがある。 ●善玉菌は腸内を酸性に保ち、悪玉菌による腐敗の進行を止め悪玉菌の繁殖を抑える。 ●善玉菌による腸内の酸性化は、病原菌の感染や細菌による下痢を予防する。 ●善玉菌は腸のぜんどう運動を活発にし、また、菌自体は便の成分になり便秘を予防する。 ●他にも、ホルモンやビタミンの産生やコレステロールの低減に関わる善玉菌がある。 ●善玉菌が増えると便は黄色くなり、臭いが弱くなり、便量が増える。 【悪玉菌】 ●ウェルシュ菌や大腸菌などの悪玉菌は、たんぱく質や脂質を栄養源にして増殖する。腐敗を起こし、いろいろな有害物質を作りだす。 ●悪玉菌は腸内をアルカリ性にして免疫機能を低下させる。 ●悪玉菌が作る有害物質は、腸壁の細胞を少しづつ傷つけ、長い年月をかけてガンを引き起こすこともある。 ●有害物質の一部は吸収され肝臓で解毒されるが、肝臓に負担を強いて肝臓を弱らせる。また、肝臓で解毒・分解されなかった有害物質は再び血管に入って全身にめぐり、生活習慣病や老化を引き起こす原因になる。 ●悪玉菌が増えると、悪臭を発する有害物質が多く作り出され、便は黒くなり、便量も減る。 【日和見菌】 ●日和見菌は、その名の通りどっちつかずの菌で、善玉菌が20%ある時は大人しくしていて、悪玉菌が多くなるとそちらに協調して有害物質を作り出す危険性がある。 (正常な時のそれぞれの菌の割合はおよそ、善玉菌20%、悪玉菌10%、日和見菌70%) 善玉菌とか悪玉菌とか、よく耳にしたり口にしたりもするけど、 実際どういう働きをしているのかをちゃんと知ると、 やっぱりお腹の中の善玉菌を本気で応援したくなります。 では、善玉菌を増やすためにはどうしたらよいか、ということですが、 長くなるので続きは次回・・・
by kana_returns
| 2013-01-31 00:00
| 腸内環境
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