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血液検査のMCVの値がいつも高い私。 以前にも記事にしました。 【MCVとは・・・】 MCVとは「赤血球の大きさ」。大きくても小さくても種類の違う「貧血」が疑われる。特に大きい場合は、葉酸やビタミンB12不足による「赤血球の巨大化」の可能性がある。基準値内でも、上の方なら黄色信号。末梢血流が悪くなり、疲労や冷え性、動悸の症状につながりやすくなる。 昨年、舌下吸収タイプのB12サプリメントも試してみましたが、数値にも体感的にも効果なく、「赤血球が大きくて末梢血流が悪いのは体質でしょうがないのかなー」と、半ば諦めていました。 そんな昨年末、 ホルモン系の血液検査をしてもらったクリニックに「B12の筋肉注射」のメニューがあったので、試しに週1回、1か月やってみてもらうことにしました。保険外で1回¥1,050です。 私はもしかしたら、ビタミンB12が体に吸収されるために必要な、胃の壁から分泌される「内因子」が不足しているのかもしれないし、胃を全摘した人は注射でB12を補うそうで、筋注だったら間違いなく体に吸収されるはずなので、実験としては一番わかりやすい結果が出ると想像しました。 で、実験結果です。 【注射前の検査値】 MCV:102、赤血球数381、ヘモグロビン12.9 【B12筋注1か月後検査値】 MCV:101、赤血球数385、ヘモグロビン12.9 ・・・全く変わっとらんがなー!!! 結果、分かったことは、私のMCV高値の原因は、ビタミンB12不足から来ているものではないんだな、ということ。 じゃあ、何が原因なの? ということで、改めて詳しく調べてみました。 すると、「なあんだ、そういうことか」、というガッテンな情報が出てきました。 MCVが高値になる「大球性低色素性貧血」にも二種類あって、 ●ひとつは、ビタミンB12や葉酸の不足(もしくは胃の摘出等でこれらの栄養素が吸収されにくくなる)ことによって起こる「巨赤芽球性貧血(悪性貧血)」。 ●もうひとつが「非巨赤芽球性貧血」で、その原因は、慢性肝障害に伴う場合(肝臓での脂質代謝異常により赤血球の膜の構成が変化することで大きな赤血球が見られるようになる)と、甲状腺機能低下症に伴う場合など。 そして、 ✪B12欠乏による「巨赤芽球性貧血(悪性貧血)」の場合はMCVは110以上になることが多く、原因が全く違う「非巨赤芽球性貧血」の場合が、MCVは100~110であることが多い。 とのこと。 私のMCVの数値は100前後~一番高い時でも108。 ってことは、やっぱり原因はB12不足じゃあないじゃん!! やはりここでも出てくるのが「甲状腺機能低下症」。 そっちかー。 一般的な甲状腺機能低下症に関する本では、こういう情報、載ってません。 唯一、アメリカの医師の本の中で、こんな記述を見つけたくらいです。 「甲状腺の働きが悪いと貧血を起こす一つの要素になったり、貧血に似た状態を起こしたりする。鉄分やその他の栄養成分が充分にとられていても、赤血球が不足なく作られていないと貧血が起きる可能性はある。赤血球は骨髄の中で作られるが、甲状腺機能が低下し骨の温度が低くなると、骨髄の血液を作る働きに影響することが考えられる。」~『体温計一本で出来る健康管理 ―医者も気づかない「甲状腺機能」の異常-/B・O・バーンズMD:著』より~ あと、私、肝臓に関する検査値のGPT(ALT)が若干高めになることがあるのですが、これが高いと脂肪肝の疑いとなったりするヤツで、 今までの検査結果を見てみると、GPTが20台のときにはMCVが90台後半、GPTが40台になるとMCVが100超えしていることが多いです。なので、肝臓の脂質代謝がうまくできていないときは、赤血球も大きくなりがちなのかも。 そして、肝機能障害の原因が「甲状腺機能低下」によることもあるようで・・・ 「甲状腺機能低下」による「低代謝」が体に及ぼす影響はいろいろあって、それらを知れば知るほど、やっぱり私的にはここが大きな弱点のひとつであり、攻めどころなんではないかと考えている次第です。 それにしても、「MCV高値=ビタミンB12と葉酸の不足」ということしか言わない医師のみなさんは、こういうことまでご存知なのでしょうかね? 今まで誰も甲状腺の異常の可能性を示唆してくれる医師はいなかったし、 今回も「橋本病、潜在性甲状腺機能低下症の診断を受けた」こと前提で、栄養療法やホルモン系の知識もあるはずの医師の診察を受けたのに、その関連性には全く言及ありませんでした。 ほんとねー、もっと知識がまんべんなく豊富な医師に出会いたい、これが本音です。 ある程度信頼できるかかりつけの医師がいたら、もうちょっと精神的にも楽なんだろうなあ。 もしも日本にいたら通いたいのはアメリカのデヴィット・ブラウンスタイン医師ですねー。彼の本は2冊しか和訳されていないんですけど、それでもとてもためになっています。
by kana_returns
| 2014-02-19 12:03
| 栄養療法クリニック
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