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~'13年8月の記録~ 前回の甘味料に続いて、今回は加工食品には必ずついてくる「食品添加物」についてです。 パッケージの裏側の「原材料名」を見ると、訳の分からないカタカナがみっしりと書かれることもしばし。特に凄いなーと思うのは、スナック菓子、菓子パン類ですかね。 食品添加物の中でも、特に避けた方がいいものと、まあこれくらいは目をつぶりましょうかね、というものをまとめてみました。 主に、添加物に関する本を鬼のように出版している、渡辺雄二さんの著書を参考にしています。 ~添加物表示のルールと見方~ ●原材料名は、先に食品原料、その後添加物、それぞれ使用量の多い順で書かれている。 ●用途名(甘味料・着色料・保存料・増粘安定剤・酸化防止剤・発色剤・漂白剤・防かび剤)が併記されている添加物には毒性の強いものが多い(中には、酸化防止剤のビタミンE・C、着色料のβ-カロチンのように毒性がほとんどない場合もある)。 ●香料・酸味料・乳化剤・調味料などについては一括表示が認められており物質名を表示しなくてよいことになっている(一括表示が認められている添加物はそれほど毒性は強くない)。 ●もともと食品に含まれていた成分を真似て化学合成した添加物は、体に害をもたらす心配はないと思われる。(ビタミンC、E、クエン酸、リンゴ酸、乳酸Ca、ベータカロチンなど)。これらは1~3品目程度使われていても問題を起こすことはない。 ●表示免除が認められているのは「栄養強化剤(ビタミン・ミネラル・アミノ酸等)」、「加工助剤(製造過程で使われるが最終の食品には残らないもの。水酸化Naなど)」、「キャリーオーバー(原材料に含まれる添加物)」。ほか、容器に入っていない、店頭でバラ売りされるパン、ケーキなども添加物の表示をしなくてよいことになっている。 ~加工食品の選び方~ ●危険性の高い添加物、特に発がん性やその疑いのある添加物はなるべく避ける。 ●危険度が低くても、添加物があまりにも多い食品(カップめんやコンビニスイーツ、コンビニ弁当など)はなるべく避ける。 以下、種類別に危険度の高い添加物名をまとめます。 ✖・・・危険度・高 ▲・・・危険度・中 【保存料】 ✖ソルビン酸、ソルビン酸K・・・発がん性やその疑い ✖安息香酸、安息香酸Na、バラペン・・・急性毒性が高く臓器などに障害をもたらす可能性 【酸化防止剤】 ✖BHA(煮干しなどに使用)、BHT・・・発がん性やその疑い ✖EDTA-Na(缶詰や瓶詰に使用)・・・催奇形性やその疑い ✖亜硫酸塩(ワインに使用。二酸化硫黄、亜硫酸Na、ピロ亜硫酸Na、ピロ亜硫酸Kなど。)・・・毒性が強く頭痛を引き起こしたりする。 【漂白剤】 ✖過酸化水素(カズノコの漂白に使われている)・・・発がん性やその疑い ✖次亜硫酸Na(魚介類や肉類にひそかに使われていることが多い)・・・急性毒性が高い 【防カビ剤】 ✖OPP、OPP-Na・・・発がん性やその疑い ✖TBZ・・・催奇形性やその疑い ✖イマザリル、ジフェニル・・・急性毒性が高い これらが使用されているのは、輸入のオレンジ、グレープフルーツ、レモン、バナナ、アボカドなど。特に皮も食べるレモンは注意。 【甘味料】 ✖アスパルテーム、L-フェニルアラニン化合物、ネオテーム、サッカリン、サッカリンNa・・・発がん性やその疑い ✖スクラロース、アセスルファムK・・・体内で異物となって肝臓や免疫などに障害をもたらす可能性 ▲ステビア・・・不妊避妊作用についての論争もあり、規制されている国も多い 【乳化剤】 ✖ポリソルベート60、ポリソルベート80・・・発がん性やその疑い 【着色料】・・・✖のものは全て発がん性やその疑い ✖タール色素(赤色2号、赤色3号、赤色40号、赤色102号、赤色104号、赤色105号、赤色106号、黄色4号、黄色5号、黄色1号、青色1号、青色2号、緑色3号) ✖二酸化チタン(ホワイトチョコレートなどに使われる) ✖カラメルⅢ、カラメルⅣ ✖ウコン色素 ▲コチニール色素(カルミン色素。昆虫のエンジムシから抽出した橙色の色素。化粧品にも多用される)・・・毒性はそれほど認められていないが、中性脂肪やコレステロールの増加、アレルギーの可能性がある。 【増粘安定剤、増粘多糖類】 ✖トラガントガム・・・発がん性やその疑い ✖ファーセレラン・・・催奇形性やその疑い ▲カラギーナン・・・胃腸障害の恐れ 【その他】 ✖亜硝酸Na(発色剤。ハム・ベーコン・ウインナーに使われる。)・・・亜硝酸Naが化学変化したニトロソアミン類に強い発がん性。※「無塩せき」表示の商品は亜硝酸Naや着色料を使用していないため安全。 ✖臭素酸カリウム(小麦粉改良剤。ヤマザキでは「芳醇」などの角型食パンに使用)・・・発がん性やその疑い ▲イーストフード(パンに使われる。イースト(パン酵母)とは別物の添加物の塊。)※イーストフード不使用なのはパスコの「超熟」、セブン&アイの「おいしい食パン」など。 ▲アミノ酸等(うま味を刺激する物質を精製した調味料。主成分はグルタミン酸、イノシン酸、グアニル酸など。)・・・「味の素」で有名なグルタミン酸Naは世界的に「毒性はない」という判断になっているが、頭痛など健康への被害も報告されている。アレルギー体質の人は摂取すると体調や症状の悪化を招く恐れがある。 ▲アルギン酸エステル(糊料)・・・アレルギー体質の人が摂取すると皮膚発疹を起こすことがある。 ▲リン酸塩(品質改良材、結着剤)・・・肉製品の保水性をよくするためによく使用される。摂りすぎると骨の形成異常や鉄分不足をおこすといわれる。加工食品に多用されており多食となるおそれがある。 ▲メタリン酸Na(リン酸塩の一種。品質改良材、結着剤、乳化剤)・・・原料同士のつなぎをよくするために使わる。リン酸塩と同じ作用がある。 ※添加物ではなく食品だが、気をつけたいものなので追記↓ ▲ショートニング・ファットスプレッド・マーガリン(トランス脂肪酸。小麦粉加工食品、ファーストフードの揚げ物に多く使われる。)・・・体内で炎症を起こし、心臓疾患・心筋梗塞・動脈硬化症の誘発、アレルギー症への悪影響などの可能性がある。使用量の規制などを設けている国もある。 以下は、よく名称を見るけれども、毒性は少なく、ほぼ安全性に問題はないと思われる添加物です。 ●カロテン色素(カロチノイド色素)・・・トマト色素、パプリカ色素(トウガラシ色素)、β-カロチンなど、植物に含まれる黄、橙、赤の色素。 ●アナトー色素・・・ベニノキから抽出された黄色もしくは橙色の色素。 ●野菜色素・・・ビートレッドやムラサキイモなどの野菜から抽出された色素。 ●クチナシ色素・・・クチナシの実から抽出された黄色い色素。昔から栗などの着色に使われてきた。 ●キサンタンガム(増粘安定剤):とうもろこしなどの澱粉を細菌により発酵させて作られる多糖類の1つ。 ●グァーガム(増粘安定剤)・・・マメ科グァーの種から得た多糖類。 ●ペクチン(安定剤):サトウダイコン、ヒマワリ、柑橘類、リンゴなどから酸抽出される。 ●香辛料抽出物・・・コショウやニンニクなどの香辛料から抽出されたもの。 ●カゼインNa・・・糊料として使われる。添加物として微量使われる分には問題なし。 ●膨張剤・・・炭酸水素ナトリウム(重曹)や炭酸アンモニウムなど40品目以上ある。毒性の強いものはそれほどないが、添加量が多いと食べた時に口に違和感を覚えることも。 ●酢酸Na・・・酢の成分の酢酸にナトリウムを結合させたもの。 ●グリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ステアロイル乳酸カルシウム(乳化剤) ●糖アルコール類(ソルビトール、キシリトールなどお尻に「トール」がつくもの)、トレハロース、パラチノース、デキストリン ●ビタミンC・ビタミンEクエン酸、リンゴ酸(酸化防止剤など) よく目について真っ先に避けるのは、保存料のソルビン酸・ソルビン酸K・安息香酸・安息香酸Na・バラペン、○色○号や酸化チタンとかの合成着色料、アスパルテーム、アセスルファムK、スクラロースなどの合成甘味料あたりでしょうかねえ。 (ちなみに、これらは薬にガンガン使われてます。薬って、人体への安全性よりも薬剤の安定性のほうが重視なんでしょうか?実は副作用の原因は添加物の方にもあったりするんじゃないの!?) 「調味料(アミノ酸等)」、これは、"うま味”を入れたがるアジア人である以上、避けては通れないもののようですが、なるべく使っていないものを選ぶようにしています。 あと、ダダモ博士によると、「増粘多糖類・増粘安定剤」全般は、他の食品に含まれるレクチン(人によってマイナスに働くたんぱく質)の働きを高める事があるそうなので、安全性が高いと言われているものも含めて、なんとなく避けておきたい感じです。 まあ、原材料名をざっと見たときに、種類が少なく分かりやすい短い名称のものがサクサクっと並んでいるのが一番ですね。 しかし、グレープフルーツ、バナナ、アボカドなど、元々は非常に優れた栄養食品が、日本では輸入物しか買えないために、原産国では禁止されていたりもする「防かび剤」を避けられないというのは残念です。(それとも、国内で栽培ができない食品は日本人の身体には元々合っていないと考えた方がよいのか・・・) ところで先日、山羊乳のチーズが安くなっていたので買ってきたのですが、山羊乳のクセとは違うなんか変な味がするなーと思って何気に原材料名をみたら、「ナタマイシン」という怪しい名称が。ナチュラルチーズだから添加物なんて入っているわけがないと思っていました。調べてみたら、カビを防ぐためナチュラルチーズの表面に塗布される抗生物質だというではないですか!! 2005年から「食品添加物」として認められるようになったそうです。知らなかったー。食品の中に抗生物質が紛れているとは・・・ 現在、合成添加物の認可数は急激に増えているそうです。約3年半で47品目も増えたそうな。これは、貿易摩擦を減らすため、アメリカやEUで使用が認められている添加物を次々と認可しているかららしい・・・今後TPPによってますます増えるかもしれません。 ナチュラルチーズの抗生物質ように、知らないうちに添加OKになっていたりすることもあるのでねえ、まあ、神経質に鳴り過ぎない程度には気をつけていきたいと思います。
by kana_returns
| 2013-08-31 02:04
| 栄養療法
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