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~'13年4月の記録~ 私が患っている線維筋痛症に対して有効とされるサプリメントの中で、まだ手つかずのものがありました。 それが、「ビタミンD」。 私が以前検査を受けた栄養療法クリニックではビタミンDに対応する検査をしていなくて、サプリメントも処方していないみたいだったので、じっくり勉強する機会がなかったというのも理由の一つです。 なんとなく、「カルシウム吸収を助ける」のがメインの仕事だと思っていたのですが、調べると、最近やけに注目されている理由が分かってきました。 【ビタミンDの働き】 ①カルシウム、リンの吸収と代謝のバランスを整え、骨や歯を丈夫にする。 ②血液を正常に固め、出血を止める。 ③細胞を成長させる。 ④神経系の働きを正常に保つ。 ⑤心臓の機能を正常に保つ。 ⑥筋肉の動きをなめらかにする。 ⑦エネルギーを作り出す ●不足すると近視、けいれん、こむら返り、虫歯、骨粗鬆症になりやすい。 ●ビタミンDはカルシウムの吸収を調整しているが、ここ20年で免疫系の正常な機能に不可欠であることが分かってきた。 ●血中のビタミンDの低い人は2倍の虚弱とも言われている。 【ビタミンDと関連がある病気】 ①ビタミンDの筋骨格系への生理機能に関連する病気(カルシウム、マグネシウム欠乏により起こる) ・・・くる病・骨軟化症・骨粗しょう症・線維筋痛症・筋力低下・偏頭痛・てんかん ②筋骨格系以外のビタミンDの生理機能に関連する病気 ・・・がん・高血圧・心筋梗塞・自己免疫疾患・アレルギー性疾患・PMS・季節性うつ・かぜ・インフルエンザ・乾癬など。 【慢性疼痛とビタミンDの関連】 ●慢性疼痛を持つ患者の4人に1人がビタミンDの血液レベルが不充分であった。 ●ビタミンDの欠乏により、循環しているカルシウムレベルが低くなる(低カルシウム血症)ことで疼痛が始まる可能性もある。 ●中東でFMS、筋骨格系疼痛と診断された90%の人がビタミンDによる治療で症状が改善された。多くの研究者はビタミンDの欠乏が筋骨格痛の要因になることを認めている。 なるほど、線維筋痛症にビタミンDが有効とする理由は、やっぱりカルシウムとマグネシウムの吸収の問題か。カルシウムとマグネシウムたくさん飲んでもあまり効果がなかった私としては、あまり期待できないかも。 でも、免疫力upとかアレルギー疾患に有効ってところはとても気になる。 ところで、中東の女性は(1年中あれだけ肌を隠していれば)、疼痛症状がなくてもビタミンDレベル低そうですよね。ビタミンD不足による他の病気や症状も多いのでしょうか。 ビタミンDの面白いところは、基本的に自分の身体の中で作られるということ。 ●ビタミンDは、ビタミンというよりは、紫外線B波(UVB)が皮膚に当たることで合成されるホルモンのような物質。 ●人は、皮膚に紫外線(UVB)を当てると、コレステロールを材料にしながら活性型のビタミンDを作る。(㊟日焼けサロンの紫外線はUVA。窓はUVAはカットしないがUVBをカットしてしまう。窓越しではなく直接日にあたることが大切。また、SPF8の日焼け止めでVD生成は97.5%減少、SPF15では99.5%減少してしまう。) ●夏の昼間、白人が15~20分直射日光に当たると10,000IUのビタミンDが合成できる。(黒人は吸収率が1/6。血中濃度も白人の半分。) ●北緯35~50度で日本人に多い肌質の場合、UVBが地表に届く季節(2~10月)の、太陽が南中に達する前後2時間の間に半袖半ズボンで15~20分の日光浴を週に2~3回行うことが推奨される。 ●先進国では日光を避ける習慣によって人口の4割がVD欠乏のレベルに陥っている。 ということで、皮膚がんになりやすくなるべく紫外線を避ける必要のある白人の方々や、冬の日照時間が極端に少ない北欧なんかでは、紫外線不足ゆえのビタミンDサプリメント摂取がかなり推奨されているようです。 サプリメント大国アメリカのビタミンD事情。 ●アメリカではこの2~3年、ビタミンDサプリが急激に摂られるようになっている。(ちなみに2012年の人気ベスト5は、フィッシュオイル・マルチビタミン・ビタミンD・コエンザイムQ10、カルシウム) ●アメリカでは推奨摂取量が1日600IUに引き上げられた(日本は220IU)。 ●ハーバード大学では1日1,000IUのビタミンD摂取を推奨している。 ●最近の研究では1日に2,000~5,000IUが必要とも言われている。1日10,000IUまでは毒性なしとの論文も出ている。 次に、自分の体内のビタミンDが足りているかどうかを調べる方法ですが、 ●血中ビタミンD検査は、25-OH-ビタミンD(25-hydroxy-vitaminD)が有効(保険適用外で1万円ほど)。活性化される前の体に最も多く存在する25(OH)VDの血中濃度で判断する必要がある。健康保険適用の1.25(OH)VDの血中濃度測定は身体のVDの需給を全く反省しないので注意。 基準値は7~40ng/ml(日本)、32~100ng/ml(米)、栄養療法クリニックでは50ngを下限としている。至適値(疾病リスクが最小限)は50~80ngで、100以上になるとビタミンD中毒症状の発生率が増す。 有効な検査のほうが保険外ってどういうことなんでしょうかね。簡単にできる検査じゃないんですね。 では、ビタミンDの摂取について。 ●ビタミンDを多く含む食品は、魚の肝油、いわし、鮭、まぐろ、乳製品、卵黄、レバー。 ●食事から十分な量のVDを摂取することは不可能。 ●ビタミンDは、ビタミンA、ビタミンC、コリン、カルシウムと一緒の時最高の働きをする。 ●ビタミンD2は植物性(キノコ由来)、ビタミンD3は動物性(魚・動物由来)。ヒトにおいて、D3のほうが効果的とする報告と、両者に差異はないという報告がある。 ●一般的にビタミンD2とビタミンD3の効力の違いはないとされるが、D2は植物由来のため、精製の過程で植物に付着したカビなどが混入し、摂取時の不快感の原因になると指摘する医師もいる。 ●ビタミンAとビタミンDは受容体が共通なので、VD摂取が増えるとVAが受容してもらう機会が減って相対的なVA欠乏が起きてしまうことがある。VDサプリを摂取した場合、この相対的VA欠乏の症状は1か月ほどで緩和され落ち着く。症状が長引く場合はサプリやレバーなどで相対的なバランスを整えるとよい。 ●上記と同じ理由で、過剰なビタミンA(レチノール)摂取はビタミンD作用を抑制する。 ●サプリメントでの一般的な摂取量は1日400~1,000IU。 ●しかし、日本人がビタミンDレベルを40ng/ml前後に維持するためには1日3,000~5,000IU(75~125μg)のビタミンD摂取が必要とも言われる。 ●上限量は1日2,000IUとすべきとの報告がある(米)。それ以上だと体内蓄積カルシウムの尿からの排泄を促してしまうかもしれない。 ●1日20,000IUを長期にわたって摂り続けると毒性が現れてくる。(喉の異常な乾き、目の痛み、皮膚のかゆみ、吐き気、下痢、頻尿、カルシウムの異常沈着) ●ビタミンDの過剰摂取によって血液中のカルシウムおよびリンの濃度が高くなり、それとともにに尿中のカルシウム濃度が高くなることから、血管壁細胞および腎臓細管の壁の石灰化を引き起こす高カルシウム血症になることが報告されている。 ふむ。まだどれくらいの量がベストなのかはっきり定まっていない様子。アメリカで売られているサプリメントでは5,000IUのものが一番多くて人気みたい。まあ、それくらいを上限として考えておいた方がよさそう。 ここまでの情報は、私がノートに書き留めておいたものでほとんどソースの記録がありませんが、一応、信頼できる本とサイトから拾ったものばかり、な、はずです。 日本ではまだマイナーなビタミンD。一般向けの書籍もほとんど出ていなかったのですが、とても分かりやすかったのがコレ。 ビタミンDの基礎知識から、どのようにサプリメント摂取したらよいかが詳しく書かれています。 タイトルにあるように、花粉症などのアレルギー疾患にも、ビタミンDは有効とのこと。 ●ビタミンDは通常、脂肪や肝臓に備蓄され血液中に放出されるが、充足していない場合、VD摂取後6時間くらいで血中濃度が下がってしまう。そのためサプリの飲み始めは1回に4,000IU摂取しても数時間で症状が戻る。 ●花粉症や慢性鼻炎の患者にVDのカプセルを2,000~4,000IU摂取してもらうと、30分から1時間で鼻どおりが改善し、同時に鼻汁の量も減って水様から粘性に変化する。その効果は4~6時間持続するが、1日2,000IUを朝晩で繰り返し服用することで血中濃度の低下に伴う症状の悪化が起こりにくくなる。(症状の波が安定するまで3か月ほどを要する。およそ3か月で肝臓や脂肪に貯蔵される分ができて血中濃度が安定する。)症状がなくなってきたら1日2,000IUに減らして維持する。 ●筆者は、血中濃度の測定なしに4,000IU/日までのVDサプリの摂取は安全と考えている。10000IU/日以上を半年以上継続摂取して初めて副作用の可能性があるかもしれない。 この摂取法を参考に、3か月は朝晩2,000IUずつ合計4,000IU、その後は1日2,000IU、という感じでサプリメントを摂ってみることにしました。 iHerbで購入できるビタミンDのサプリメントについては次回。
by kana_returns
| 2013-04-30 00:01
| 栄養療法
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