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~'13年8月の記録~ iHerbでは、サプリメントの種類があまりにも豊富なので、セレクトするのもなかなか大変な作業です。 今まで集めたいろんな情報や自分の経験から、現時点での、自分なりのサプリメントの選び方の基準と買い方をまとめてみます。 ➊タブレットよりもカプセル アメリカのタブレット(錠剤)は、嫌がらせかと思うくらいとにかく大きい。でもって、表面もザラザラして角張っているので、本当に飲み込みづらい。という個人的嫌悪もあるのだけれど、カプセルタイプのほうがよいという理由もちゃんとあります。 ◆カプセルは錠剤よりも添加物が少ない。 ◆錠剤の多くは樹脂や乳脂などで固められているため、胃に負担をかけることが少なくない。また、それらの成型剤がアレルギーの原因になることもある。胃酸の少ない日本人にはカプセルの方が向いている。 ◆カプセルの材料は、牛や豚のゼラチンで作られているものよりも、植物由来の成分でできたベジタブルカプセルがベスト。ベジカプセルは、動物性の製品・でんぷん・砂糖・その他全てのアレルゲンを含まない。樹木から取れたセルロースと植物性繊維でつくられていて、防カビ防菌性がある。高温環境の保存にも耐えられて、解けたりくっつきあったりせず、乾燥や寒冷な気候にも影響をうけない。(カプセルの中に入っている物質と反応することがあるので動物性のゼラチンしか使えない場合もある。) ということで、カプセルであることはほぼ絶対、できればベジタブルカプセルで、という感じで選びます。 カプセルは簡単に開けられるので、「今日はこの半分だけ欲しい」とか、「べジカプセルでも消化や添加物が気になる」という場合、中の粉末だけ取り出して摂るということもできます(懐かしのオブラートを使ってもよし)。 ➋脂溶性のビタミンはソフトカプセルタイプ 脂溶性のビタミンA・E・D、コエンザイムQ10なんかは、ドライに加工してベジカプセルに詰めたタイプもありますが、油脂に成分を溶かしている方が吸収率が高いので、ソフトカプセルタイプを選びます。消化の悪い方には負担になるので、そういう方はドライタイプを選んだほうがよいかもしれません。 また、基材になる油脂で最もよく使われるのは大豆油、サフラワー油のようですが、気の利いたメーカーは、酸化しにくく万人に合いやすい「EXVオリーブオイル」や、吸収・代謝が早く体脂肪として蓄積されにくい「中鎖脂肪酸」を使っているので、そういう方を選んだほうがよいかな、と思います。 ➌グルテンフリー、nonGMO表記をチェック ほとんどのアメリカンサプリメントはグルテンフリーだけど、まれーにそうでないこともあるので一応確認。 あと、大豆が使われている場合は、非遺伝子組換(non-GMO)の表記を確認します。気にすればキリはないけれど、ほぼ同成分でどちらのサプリを選ぼうかという場合は判断基準になります。そういうメーカーを支持したいという気持ちもあるし。「大豆フリー」のものもけっこうあるし、同じ理由で「コーン・フリー」であることも安心材料になります。 ➍まとめ買いはしない はじめての時は体に合うかどうか様子を見たいし、摂取途中で「やっぱりもういらないかな」となることもあるし、もっとよさそうなサプリを見つけてしまうこともあるし・・・安くするためにと、大瓶を選んだりまとめ買いするのは逆に損になることがあります。あと、サプリメントは時間がたつと栄養素がだんだん減っていくものらしいです。 ◆サプリメントは、賞味期限よりも、その商品がいつ製造され工場から出荷されたのかが大切。特にビタミン類は出荷された時からその作用効果を失い始める。輸送や保管状態にもよるが、一般的には出荷時点ですでに10%の作用効果が失われていると考えられる。その後、店での保管状態にもよるが、製造年月日から8か月経過で、その作用効果の50%は失われていると考えてよい。 失われやすい成分・・・VA、VC、VE、VB12、葉酸、ビオチン、イノシトール、バイオフラボノイド類 ◆抗酸化物質と呼ばれる栄養素はとても酸化しやすい。いったん開けたらなるべく早く、できれば1カ月、長くても2か月で飲みきった方がよい。何カ月も経つと湿気と酸素で栄養素はだんだんと減ってしまう。 ということで、だいたい2か月くらいで使い切れる量にしたほうがよさそうです。 ~'13年11月追記~ 10月に出版された、医療機関用サプリメントメーカー・ヘルシーパス代表の田村忠司さんの著書、「サプリメントの正体」を読みました。正しいサプリメントの選び方だけでなく、本来の栄養の摂り方なども含め、栄養療法全般についてかなり分かりやすくまとまった一冊です。栄養療法初心者の参考書としてはベストな本だと思いました。巻末の参考文献の量の多さにも、著者への信頼感が持てます。 ✦✦✦おまけ✦✦✦ 【サプリメントに使われる主な添加物まとめ】 ≪最低限必要な添加物≫ ●カプセルの素材 ・動物性・・・ゼラチン ・植物性・・・セルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、ヒプロメルロース、グリセリンなど ●滑沢剤・・・型を抜く機械に錠剤がくっつかないようにする。 ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸㊟、ショ糖脂肪酸エステルなど ●希釈剤・充填剤・・・栄養素を圧縮して固めることができる量までに増やすために錠剤に加えられる。ソフトカプセルでは栄養素を吸収しやすくするキャリアオイルの役割もある。増量剤、賦形剤とも呼ばれ、時には必要以上の増量が行われていることもある。食品アレルギーのある人は素材内容に注意。 ・カプセル・タブレット・・・リン酸カルシウム、ケイ酸カルシウム、でんぷん、セルロース、乳糖、麦芽糖、ソルビトール、デキストリン、米粉、きびなど。 ・ソフトカプセル・・・オリーブオイル、サフラワー油、大豆油、米ぬか油、中鎖脂肪酸(ココナツ・パーム由来)など ●結合剤・・・粉末の物質に粘着力を与える。また、錠剤の成分をひとつにまとめる役割を果たす。 セルロース、レシチン、アラビアゴムなどの樹脂(アレルギーの原因となる場合もあるので注意)など ●乳化剤・・・ソフトカプセルで使われる。水と油など本来混ざらないものを均一に混ぜる。 レシチン、ミツロウ、ショ糖脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステルなど ●ろ過助剤・・・不要物を取り除く吸着剤。 シリカ(二酸化ケイ素)、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸カルシウムなど ≪場合によっては必要な添加物≫ ●崩壊剤・・・錠剤が胃に入った後で、その分解・崩壊を促進するために添加される。 クロスカルメロースナトリウム、アラビアゴム、アルギン、アルギン酸塩など ●コーティング剤・・・ 薬剤の安定化や味や臭いを和らげるなどの目的でタブレットに使われる。 天然樹脂(シェラック、ミツロウ、カルナウバロウ)、石油由来のワックス類など ●酸化防止剤・・・フィッシュオイルなどの酸化しやすい素材に使われる。 ビタミンE(トコフェロール)、ビタミンC(アスコルビン酸)、ローズマリーエキスなど ●色素・・・遮光目的でソフトカプセルに使われる。 アナトー、キャロブ(いなごまめ)、カラメル色素(←発がん性の疑い?)など ≪プラスアルファで使われる添加物≫ ●着色料・・・「酸化チタン」は発がん性物質と言われているので避ける。 ●甘味料・・・主にチュアブルタイプに使用される。アメリカ製はほぼ糖アルコール(ソルビトール・キシリトール・マンニトール・マルチトールなど)なので危険性は低いが、日本製には危険な合成甘味料(アスパルテーム・アセスルファムK・スクラロース・サッカリンなど)を使っているものもあるので要注意。 ●他、香料、フレイバー、保存料など。 ㊟サプリメントのほとんどに、ステアリン酸・ステアリン酸マグネシウム・ステアリン酸カルシウムが添加されている(ステアリン酸は飽和脂肪酸の1つ。型を抜く機械に錠剤がくっつかないようにするため、またはパウダーのバランスをとるための増量剤として添加される。原材料はヤシ油・綿実油を加工処理したもの、もしくは、牛・豚など家畜の脂肪から抽出加工したもの)。このステアリン酸が、皮膚湿疹の原因になっているかもしれないという報告がアメリカで増えている。純度が低いことがアレルギーの原因になるようなので、『純度が高く低アレルギー』を打ち出しているメーカーのものなら安心できる。 iHerbの中では、「Thorne Research」がステアリン酸フリー。ステアリン酸は使っているけど低アレルギー主義で専門家向けの「Allergy Research Group」とその一般消費者向けブランド「Nutricology」などがある。 ≪参考図書、サイト≫ 『完全版 ビタミン・バイブル/アール・ミンデル:著』 『読めばトクするサプリメントガイド/佐藤章夫:著』 ブログ:『臨床栄養士のひとり言』 HP:㈱ヘルシーパス
by kana_returns
| 2013-08-31 03:01
| 栄養療法
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