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血液検査の結果、私は重篤な亜鉛欠乏と分かったので、 亜鉛について調べてみました。 亜鉛不足状態だと他に身体にどういう症状が出るかというと、 ●皮膚炎・口内炎・脱毛・髪につやがなくなる・爪の異常(爪の白い斑点は亜鉛不足の兆候)・傷の治りが遅い・味覚障害・食欲不振・下痢・無気力・免疫力低下・コラーゲン不足による関節炎・アレルギー性鼻炎・耳鳴り・メニエール症候群・性機能の低下など。 だそうです。 ●亜鉛が不足すると味覚異常が起こる。妊娠初期の味覚異常は胎児や胎盤のために大量の亜鉛を消費するために起きる。 へ~、そういうことだったんですねー。 ●亜鉛は傷や潰瘍の治癒力を増し、赤味を帯びた皮膚炎・にきびにもよく作用する。 ●月経前は亜鉛濃度が低くなりやすい。PMSは亜鉛とビタミンB6の摂取によりかなりの率で改善がみられる。 ということは、にきびやPMSの原因も亜鉛不足が考えられます。 ●栄養医学における基本的栄養素はたんぱく質・ビタミンC・鉄・亜鉛。現代の日本の食生活で欠けているのがこの4つともいえる。 ●亜鉛は最も不足しやすいミネラルのひとつ。 なんだそうです。 食品に含まれている亜鉛は、食品加工の過程でほとんど失われてしまうようなのです。 ここに揚げられている基本栄養素4つのなかでも、「亜鉛」って認知度も低いし普段意識したことないですよね。 でも、亜鉛は、酵素やホルモンなど、身体に重要な細胞の合成に大きく関わっていて、血糖値を下げるインスリン合成には不可欠とされています。 筋肉の収縮性も左右するそうです。 あと、個人的に気になったのは、 ●たくさん汗をかくと、体内から1日3mgくらいの亜鉛を失う。(飲酒やカフェイン、ストレスなどによっても尿中への亜鉛排泄が増加する) ということ。 私は毎日半身浴していたのですが、30分だけでも入浴前と入浴後は1kg体重が違います。 1kg分の汗を毎日かいているということは、いらないものだけじゃなく、必要な栄養素まで流しだしていたってことなのか?! 亜鉛は一般的に7~10mgが摂取推奨量とされているので、汗で3mgなくなるって、相当な量です。 それと、 ●飲酒の機会が多く、独身で加工食品を良く食べる人に亜鉛欠乏が多い(亜鉛はアルコール分解に使われ、加工食品には亜鉛の含有量が少ないため)。 ●アトピーの人には亜鉛欠乏が多い。 ●亜鉛は鉄と同じ食材(レバーなど)に含まれることが多いため、鉄欠乏と同時に起こりやすい。 ●亜鉛は、有害な重金属や薬物に対する解毒機能も持っている。 だそうです。 薬の摂りすぎも、亜鉛欠乏の原因となるのですねぇ。 どうでしょう。みなさんも亜鉛不足になっていないでしょうか。 ちなみに亜鉛が豊富な食品は、 牡蠣(貝類)、レバー、牛肉、鶏肉、 卵、チーズ、大豆食品、アボカド、焼き海苔、舞茸 種実類(ゴマ・アーモンド・カシューナッツ・かぼちゃの種など) 玄米・小麦胚芽 などです。 たんぱく質・ビタミンB群、鉄、亜鉛、 どれも動物性食品が少ないと不足するものばかりですね。 ほんとにもー、「玄米菜食」と「栄養療法」の考え方が真逆すぎ!! そういえば、何年もベジタリアンだった中谷美紀さんが「栄養療法をはじめてお肉も食べるようになって、3ヶ月で本当に体調がよくなったと」テレフォンショッキングで話していたのを思い出しました・・・ 今回参考にした本は、 「栄養医学ガイドブック」柏崎良子(マリヤ・クリニック院長):著 「完全版ビタミン・バイブル」アール・ミンデル:著 「脳からうつが消える食事」溝口徹:著 です。 栄養療法・栄養医学に関する本は、精神疾患に的を絞ったものが多いのですが、 「栄養医学ガイドブック」は、栄養医学の基本的な考え方や、精神疾患以外の栄養治療が書かれていて、入門書としてはとても分かりやすかったです。著者が日本人だし。
by kana_returns
| 2012-02-29 00:01
| 栄養療法
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